2015年04月22日

ウメブラの名札ができるまで

Pioスマ(ウメブラの前身)の終期とウメブラの名札はあいばが印刷を担当させて頂いております!
そのため、名札の印刷はかれこれ2年間やっています。

この名札は2016.4まで全て私が印刷し、ウメブラ当日に持って行っています。

2年間名札を印刷してみて、これが1番いいと思います!!!
というのができたので、一度記事にまとめてみて、
他大会の印刷担当者さんや、
どうやって印刷しているのか仕組みがしりたい絵師さん、
その他にも純粋な興味のある方々へ向けて書いて行こうと思います。

目次
T_名札につかう絵について
U_使用する機材、用紙、ソフトについて
V_ソフトの設定、印刷方法
W_名札チェック
X_切り取り作業


T_名札につかう絵について
ぴよひこmew2低画質.png
2015.04.19_ウメブラ14回
作者:ぴよひこ

なまーたウメブラ014低画質.jpg

2015.04.19_ウメブラ14回
作者:なまーた

今回描いていただいた第14回のこの名札には私のこだわりを絵師の方に組み込んで頂いております。
@アスペクト比について
日本の名刺は一般的には「55mm×91mm」です。
この比率を維持しつつ、キャンバスの大きさを決めます。
この比率がずれていると、
アスペクト比のずれ.png
印刷時こうなります。
灰色の枠にぴったりになるのが理想です。

Aキャンバスのサイズについて
私は実際に絵を描いたことはないので、表現が非常にしづらいのですが、
アスペクト比を維持しつつ、キャンバスのサイズ(画素数?)を大きく描くことが画質をよくするコツです!
ウメブラ絵師のなまーたさんは画素数を300か350で描いていらっしゃるそうです。
画素数が小さい絵を名刺として引き伸ばして印刷をすると当然画質が低く、絵がぼやけてしまいます。
要は、何も名札サイズの縦55横91にキャンバスを指定する必要はなくって、5倍の縦275横455にしちゃえば画素数があがるわけですね。すっごい重たいデータにしちゃって印刷担当者を驚かせましょう!!


Bロゴの貼り付けについて
ウメブラのロゴは色々な用途として現在使っており、原則として名札にもロゴをつけることとしています。
あくまでもウメブラの場合ですが、ウメブラのロゴは小さく作っており、Aのキャンバスの話と同様に引き伸ばすと荒くなってしまいます。
ロゴをつけているのは、ウメブラの名札だよという表示がしたいだけなので、ウメブラのロゴだと認識ができさえすればOKです!
なので、端っこに小さくしてつけるとロゴが荒くならず、出来栄えがよく見えます!!

C縁について
第9回ウメブラ以降は必ず「縁」をつけるようお願いをしています。
これは上下左右の絵がその絵に干渉しても目立たないように縁をつけています。

IMG_1156.JPGIMG_1159.JPG

この印刷したものを見ていただくと、わかりやすいと思いますが、たしかにこの名札の絵が上の絵に干渉しています。
切り取った位置が変なだけじゃないの?と思われるかもしれませんが、名刺用紙というのは簡単に1枚1枚の名刺を切り離せるようにミシン目が入ってるか、名前シールのように簡単に剥がせる仕様になっているかのどっちかなので、用紙に絵を合わせてプリントする必要があります。
この「ずれ」は給紙の都合上どうしてもおこってしまうもので、私が試行錯誤をした限りでは起こってしまう現象です。
この打開策として、縁をつけることで、干渉を目立たなくさせようと。そういうわけです。
この縁は「上下左右の名札に干渉しないようにさせるもの」であるため、4方向全てに必要で、かつ色は何色でも構いません。

U_使用する機材、用紙、ソフトについて

Bソフト :ラベル屋さん

@プリンタ
EP-803A
このプリンタは私が大学時代に課題制作と趣味のためにバイトをして買ったもので、特に名札印刷に特化したものではありません。
家庭用プリンタはだいたいインクジェットで、最近のプリンタはだいたい前面給紙になっているのかな?
もう5年前のモデルですが、ばっちり印刷してくれています。

A用紙
エーワン マルチカード 名刺 特厚口 1000枚分
私は1年間試行錯誤を重ねに重ねてやっとこの用紙にたどり着きました。
このエーワンというメーカーは名前シールや、ラベルシールを始め、特殊な印刷用紙を数多く作っている、
(たぶん)この界隈では有名な会社です。
この会社の名刺用用紙には大きく分けて2種類あります。
1.マイクロミシンカット
2.クリアエッジ

以下は私の印刷用紙の奮闘記録です。
私は印刷を担当するようになった当初はクリアエッジをなんとか使おうとしていました。
クリアエッジとは、台紙となる1層目と名刺本体の2層目からなっており、
印刷した後に2層目の名刺部分を台紙から「ペリペリっと名前シールのように剥がし取る」ことで名刺となります。
つまりクリアエッジは買った時から名刺がバッチリ綺麗に切られており、最も綺麗な仕上がりになるのです。
これが最高択だなと私は2年前に考えておりましたが、2層構造になっているため、プリンタが用紙だと認識をしてくれず、給紙をしてくれませんでした。
その日の印刷を始めて1枚目はうまく給紙ができ、2枚目は3回やって給紙してくれて、3回目以降は給紙成功率10%にも満たない程でした。
会社のおっきなプリンタは印刷が早いですが、家庭用プリンタは1枚1枚時間がかかるので、
3枚目が出来上がるのに2時間はかかり、当事はそれはそれは名札の印刷は大変な作業でした。
3大会分くらいはこれで根気よく頑張ってましたが、この時はエーワンが私のプリンタには合わないと考え、メーカーであるELECOMの用紙だとすんなり給紙をしてくれたのでそちらに乗り換えました。

エーワンより種類は少ないですが、かの有名なELECOMも名刺用用紙を商品化しています。
このなっとく。名刺はさっきのクリアエッジとは違って給紙はちゃんとしてくれますが、どうやってもずれが大きく発生してしまっていました。
ソフトを3回くらい変えてみて試行錯誤しましたが、どうしても給紙が悪いのかソフトが悪いのかでずれが大きくでてしまって途方にくれていました。

そして辿り着いたのが今使っている用紙になります。
このエーワンの用紙は、クリアエッジではなくマイクロミシンタイプになります。
マイクロミシンタイプとは、ちっちゃいミシン目が用紙にもともと入っており、それを手で山折り谷折りを2回くらいすることで、手でちぎれることができるというものになります。
IMG_1159.JPG

この写真をよーく見ると、名刺の堺がつぶつぶになっていてミシン目になっていたことがわかるかもしれません。見えないかな?
これで印刷をするとクリアエッジよりは当然ピシピシっと名刺が切れませんが、ハサミやカッターで切るよりは断然うまく切れます!!私がPioスマの印刷担当になる前は普通の光沢紙に印刷し、それをカッターとハサミで切って名札としていましたが、当然斜めになってしまったり、切り取り作業にも時間がかかります。
このマイクロミシンのものは超オススメの商品です。ぜひ全国の印刷担当者さんにはこの用紙の存在をしって頂きたい。
特厚を使っている理由は、大会終了後に参加者が名札を持ち帰る際に名札ケースから財布等にいれても折れにくいということと、
厚い方が単純に高級感があるからです。


V_ソフトの設定、印刷方法
Bソフト
ラベル屋さん:ラベル屋さん
上記URLからDLできます。
用紙メーカーエーワンの専用印刷ソフトで、無料で使うことができます。

1.ラベル屋さんをDL→インストールし、開いてから用紙番号を入力します。
私がAで推奨した用紙は「51292」ですので、この番号を入力します。
ラベル屋さんTOP.png

2.51292で検索したら用紙選択画面から「51292」の用紙を選択し、決定します。
用紙設定.png

3.用紙決定後画面
なふだせんたく.png
この中で使うボタンは
「ファイル→名前を付けて保存/上書き保存」
「デザイン」「レイアウト」「印刷」
「画像」
くらいで、非常に簡単なソフトですね!

4.画像を貼り付けます。
名札貼付け後.png
画像→画像→新規に貼り付ける→「今回使用の名札を選択」

5.名札の位置と大きさを調整します
M2添付X.png
名札の縁と、灰色の枠を合わせるように大きさと位置を調整します。
この時上下左右で絵を引き伸ばさず、かならず斜めに引き伸ばしてアスペクト比を維持します。
縁ができるだけ全部載るように枠の中にいれ、絵をど真ん中に設置できると印刷でずれが気になりづらくなるのでコツの1つです。

実はこの名札はもともとちょーーーっとだけ名刺用紙のアスペクト比に合っていません。
縦にほんの少しだけ長いです。
こういう時こそ印刷担当者のアドリブを見せるときですね!!!
この時私は、参加者が分からない程度に最低限の範囲で縦を短くすることで縁を載せて対処しました。
大原則としてアスペクト比は絵師を尊重していじるべきではありませんが、こういう臨機応変な処理は必要だと思っています。

6.絵の配置と大きさを調整したら右上の「レイアウト」を押し、右側の「全て」をおします。
用紙全部.png

これが印刷をした時のレイアウトになります。

7.印刷をしましょう!
右上の「印刷」→「印刷」→「プロパティ」
innsatu.png


「プロパティ」→「色補正」→「設定」
オートファイン.png
これが私の印刷設定になります。
印刷品質を最高にしているだけで特に特別なことはしていませんが、EPSONの比較的新しいプリンタには色補正の欄に
「オートファイン!EX(A)」という項目があります。
これがスーパー重要なせっていで、EPSONユーザーはぜひこれを使ってください。仕上がりが結構違います。

設定ができたらいざ印刷をしましょう!!!

W_名札チェック

名札を実際に印刷してみたら分かるんですけども、納得のいかない印刷ミスがめちゃくちゃ起こって、
ウメブラの場合は両面印刷であることも要因ではあると思いますが、必要な枚数の50%は印刷し直します。

印刷ミスはだいたい以下です。
Q1.用紙の上の方の名札はばっちり枠に入っているのに、下に行けばいくほどずれている。
A1.よーく見るとそのずれは左右どちらかではありませんか?その場合「ずれ」の正体は給紙が斜めになっていることです。
プリンタ本体の給紙用紙サイズの鉤爪みたいになっているのを1コマずつ動かしてこのずれが最小になる箇所を見つけましょう。
それでも斜めに給紙されるのであれば、妥協するかどうかを決めて、妥協できないならもうちょっと給紙の仕方を試行錯誤してみましょう。
奥に少し差し込ませたり、用紙に変な癖がついて曲がっていないか等。

Q2.用紙を複数給紙してしまう。
A2.なぜか私はこれが良く起こります。最初の方は用紙を2枚セットし、2枚一緒に印刷していますが、印刷を始めて1.5時間位経つと複数給紙しだすので、慌てて1枚ずつ給紙させます。
PS15.04.22
どうやらこれは給紙ロールに紙片があるため、複数給紙してしまうようです。クリーニングペーパーというものがいいようなので、ぜひ私も今度使ってみます。


Q3.両面印刷する際の注意点・配慮
A3.初めて両面印刷する際は用紙の向きをめちゃくちゃ考えましょう。表面を印刷するときに用紙の関係ないところに矢印等を書いてどう用紙をセットしたらどの向きでどっちの面に印刷するのか、自分のプリンタのことを理解してあげましょう。
ウメブラの場合は最近、名札の両面印刷を採用していますが、ここで配慮したいことが1つあります。
実際に参加者が名札ケースに名札を入れて使用する際に、手があたったり、少し激し目に動くと名札が裏返ることがあります。
この裏返った時に名札が逆さまになっていると見栄えが悪いですよね?

「あーミュウツーの絵もすげーいいけどピーチの胸でかくて好きだからピーチを表にしよー!!」と言って普段ピーチを表にしてても、
なまーたウメブラ014低画質.jpg

ふとした拍子に手があたって名札ケースが裏返ったことに気づかずにミュウツーの絵が前に出た時に表の方にすぐ戻せばいいんですけども、
ぴよひこmew2低画質.png

この逆さまの状態で放置してしまっていたらせっかくの名札が非常にもったいない!!!!
これは印刷者が印刷用紙の向きを徹底することで改善されるので、ぜひ考えがら用紙をセットしましょう。

X_切り取り作業
さー!!やっと印刷作業が終わりました!!!!!
・第14回ウメブラの参加者は160人
・テレビ番号をふだで管理していますが、それは名札を利用しているので、テレビ台数分32枚
・余裕率として、参加者の10%の16枚
=160+32+16
=208
≒210→用紙両面印刷21枚

第14回は印刷だけで2時間半かかりました。
ですが切り取り作業はからいば宅のメンツに手伝ってもらうので比較的楽です。
なんてったってマイクロミシンタイプの用紙を採用しているため、だれでも手で切り取り作業ができますからね。
切り取りをしていると、どうしても絵がびりびりっといってしまうことがありますが、どうしても起こってしまうことなので、
印刷しなおしてしまいましょう!だいたい10%くらいはびりびりいってしまいます。
コツはしっかり山折り谷折りした後にパリパリっと勢い良く切り離すことです。
ちょびちょびちぎっていると破れてしまう事が多いです。

以上がウメブラの名札ができるまでの工程になります!
多方面に参考になれば幸いです。

posted by からいば at 03:24| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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